みなとみらい線みなとみらい駅直結…と言っても過言ではないくらいの距離にある「横浜美術館」。
幕末明治以降の横浜にゆかりある作品や、ダリ、マグリット、セザンヌ、ピカソといった有名作家作品など、19世紀後半から現代にかけての国内外の美術作品約1万2,000点を幅広く所蔵しています。
横浜みなとみらいのど真ん中にあるため、美術鑑賞の前後には周辺の多彩な観光スポット・商業施設を楽しめる上、カフェやレストランでちょっとした休憩をすることもおすすめです。
横浜美術館は、大規模改修工事のため、以下の期間において全館休館となります。
2021年3月1日(月)~2023年度中にリニューアルオープン ※予定
横浜美術館のアクセスと行き方・場所
■名称
横浜美術館/Yokohama Museum of Art
■所在地
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
■開館時間
10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで
■休館日
木曜日、年末年始
※開館時間・開館日は展覧会によって異なる場合があります。
■交通
みなとみらい線みなとみらい駅…3 美術館口→徒歩3分
みなとみらい線みなとみらい駅…マークイズ連絡口→徒歩5分 ※バリアフリー
JR/市営地下鉄ブルーライン桜木町駅…JR桜木町駅東口→徒歩10分
桜木町駅から横浜市営バス156・292系統で「横浜美術館」下車
■設備
・展示室7室
・アートギャラリー
・美術情報センター
・子どものアトリエ
・市民のアトリエ
・ミュージアムショップ ※一般利用可能
・カフェレストラン小倉山 ※一般利用可能
・駐車場(収容台数148台)
■公式サイト
https://yokohama.art.museum
横浜美術館:電車で行く場合(最寄駅からの行き方)
みなとみらい駅の「3 美術館口」出口が最短ルートとなります。
地下4階ホーム階にある「3 美術館口」へと続く長いエスカレーターを使って、地上の「3 美術館口」に出て、
マークイズみなとみらいの中を突っ切れば、
到着です。
バリアフリールート(車椅子やベビーカーの方)
車椅子やベビーカーの方は、ホーム中ほどにあるエレベーターで1つ上の改札階へ。
改札を出たら、マークイズみなとみらいへの接続口に進みます。
※地下3階改札フロアはマークイズ地下4階に接続しています。
そのまま目の前にある「南エレベーター」で1階へ。
エレベーターだから完全バリアフリー♪
1階に着いたら、マークイズの中の案内サインに従って進めば到着です。
マークイズみなとみらいは10:00オープンのため、営業時間外は別の出口を利用して下さい。
駐車場・駐輪場・バイク駐輪場の利用時間は8:45〜23:00となります。
また、JR・市営地下鉄ブルーライン桜木町駅からも、動く歩道とランドマークプラザを通って徒歩アクセスが可能です。
ランドマークタワー側から続く歩道橋を渡りきると、左手に横浜美術館、右手にマークイズみなとみらいがあります。
横浜美術館:バスで行く場合
横浜美術館のすぐ横に「横浜美術館バス停」があります。横浜駅側ですね。
横浜市営バスの292系統、または156系統が走っていますが…、非常に本数も少ないのであまりおすすめではありません。
横浜美術館:車で行く場合(周辺の駐車場情報)
「横浜美術館」裏手に施設駐車場があります。
それ以外で一番便利なのはMARK IS みなとみらい駐車場ですね。
横浜美術館駐車場
横浜美術館の駐車場で、屋内と屋外に分かれています。
入口は美術館裏手(西側入口)にあります。
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
駐車台数:169台(屋内121台、屋外48台)※屋内に身障者優先スペース5台
営業時間:10:00〜21:00
駐車料金:最初の90分500円、90分以降30分ごとに250円
備考:木曜休館、自転車・バイクはみなとみらい駅自転車駐車場かMARK IS駐輪場をご利用下さい。
URL:https://yokohama.art.museum/visit/parking.html
MARK IS みなとみらい駐車場(B1~B3)
みなとみらい駅直結のマークイズ地下駐車場なので、至極便利です。雨の日も何のその。
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1
駐車台数:900台
営業時間:8:45〜23:00
駐車料金:30分280円
備考:自転車&バイク駐輪場も完備
URL:https://www.mec-markis.jp/mm/access.html
MARK IS みなとみらい駐車場が混雑している場合、ランドマーク駐車場やクイーンズパーキングも利用できます。
※クイーンズパーキングの駐車サービスの内容は上記サービスと異なりますので、駐車の際にご確認下さい。
パシフィコ横浜にある、みなとみらい公共駐車場(1,154台)もおすすめです。
横浜美術館とは
「横浜美術館」は1989年に横浜博覧会のパビリオンとして開館し、博覧会終了後の同年11月3日に正式開館しました。
近年ではヨコハマトリエンナーレの会場にも!
石造りのシンメトリーな外観が特徴的な当館は、日本を代表する建築家、故・丹下健三氏により設計され、8階建ての半円柱が目を引く中心部を基点に展示室、右端棟にはアトリエ、左端棟には美術情報センターが配置され、当館の理念である「みる」「つくる」「まなぶ」を建物が象徴しています。
また、横浜が日本における写真発祥の地であることから写真コレクションにも力を入れており、写真展示室を含む7つの展示室や、11万冊を超える蔵書がある美術情報センター、多彩なワークショップを行うアトリエなどとともに、国内でも有数の規模を誇る美術館となっています。
横浜美術館の特徴:所蔵作品
当館は、横浜を代表する美術館でもあることから、幕末以降の横浜にゆかりのある作家・作品を数多く所蔵。
他にもダリ、マグリット、セザンヌ、ピカソといった有名海外作品を含む、西洋画、版画、写真、彫刻など約1万2,000点におよぶ美術作品を幅広く所蔵・展示しています。
代表的な所蔵作品一覧
- 『ペルリ提督横浜上陸の図』伝 ペーター・B. W. ハイネ
- 『縞模様の服を着たセザンヌ夫人』ポール・セザンヌ
- 『ガルダンヌから見たサント=ヴィクトワール山』ポール・セザンヌ
- 『岩の上の女神』ギュスターヴ・モロー
- 『攻撃の物質、精神と象徴』パウル・クレー
- 『ひじかけ椅子で眠る女』パブロ・ピカソ
- 『少女が見た湖の夢』マックス・エルンスト
- 『ヘレナ・ルビンシュタインのための装飾壁画 幻想的風景― 暁、英雄的正午、夕べ』サルバドール・ダリ
- 『王様の美術館』ルネ・マグリット
- 『愛宕山より品川沖を望む』高橋 由一
- 『幼児図』渡辺 幽香
- 『椿君之肖像』岸田 劉生
- 『自画像』河野 通勢
- 『腕を上げた裸婦』藤田 嗣治
- 『水曜日』福田 美蘭
- 『UNTITLED 96-3』辰野 登恵子
- 『春少女』奈良 美智
- 『遊女』鏑木 清方
- 『雲揺ぐ』横山 大観
- 『小倉山』下村 観山
- 『夏汀』菱田 春草
- 『伊達政宗』今村 紫紅
- 『窓』安田 靫彦
- 『ポンポンダリア』小茂田 青樹
- 『面構 浮世絵師鈴木春信と博物学者平賀源内』片岡 球子
- 『ルーヴル美術館考古展示室にて、メアリー・カサット』エドガー・ドガ
- 『オウム貝、ヤップ島』ポール・ジャクレー
- 『藤原保昌 月下弄笛図』月岡 芳年
- 『海運橋(第一銀行雪中)』小林 清親
- 『東京十二題 品川沖』川瀬 巴水
- 『時 静物画』長谷川 潔
- 『遠藤又左衛門と従者』エリファレット・ブラウン・ジュニア
- 『遣欧使節とスフィンクス』アントニオ・ベアト
- 『ブルックリン橋』ウォーカー・エヴァンズ
- 『思考に対する物質の優位性』マン・レイ
- 『竹林』梅阪 鶯里
- 『無題「原点復帰―横浜」より』中平 卓馬
- 『海の壁-生成する庭』石田 尚志
- 『なにものかへのレクイエム(夜のウラジーミル)1920. 5. 5–2007. 3. 2』森村 泰昌
- 『空間の鳥』コンスタンティン・ブランクーシ
- 『真夜中の太陽』イサム・ノグチ
- 『成長』ハンス(ジャン)・アルプ
- 『青華鳳凰形花器』宮川 香山(初代)
横浜美術館周辺の休憩カフェスポット
商業施設であるマークイズみなとみらいの目の前なので、休憩スポット(カフェ・レストラン)は山のようにあります!
キリがないので代表的な休憩スポットを3つご紹介♪
- 美術館内併設「カフェ小倉山」
- 屋外席もある「ブルーボトルコーヒー みなとみらいカフェ」
- 本屋併設の「スターバックスコーヒー TSUTAYA 横浜みなとみらい店」
カフェ小倉山
何と言っても“最寄り”の「カフェ小倉山」。
ゆっくり落ち着いて休憩できますよ。
“小倉山”は、当館が所蔵する下村観山の屏風絵『小倉山』に由来しています。
美術館利用がなくても入店できますよ(^_-)-☆
■Café 小倉山
営業時間:10:45~18:00(フードL.O.17:30/ドリンクL.O.17:45)
定休日:木曜日 ※祝日は除く
客席数:60席
駐車場:横浜美術館内の駐車場をご利用下さい。
URL:http://www.itca-1975.co.jp/ogurayama/index.html
同じく館内に併設のしていた「レストラン ミュゼ」は、2019年6月22日(土)をもって閉店しています。
ブルーボトルコーヒー みなとみらいカフェ
2020年9月、美術館の目の前にオープンした、横浜2店舗目の「ブルーボトルコーヒー みなとみらいカフェ」。
マークイズみなとみらいの1階という位置付けですが、この場所は他の1階とは異なっていて、マークイズ建物の“外”にあります。
だからこそ目立つし、入りやすい!
また「横浜美術館」とのあいだを走るグランモール公園を利用した屋外席もあるので、特に晴れた日なんかはおすすめです。
店内に使われている家具にもこだわっているのが特徴。
周辺環境、カフェの空間設計、そして家具のディティールにいたるまでを一つの体験と考えるデザインアプローチを取っているそうです。
■ブルーボトルコーヒー みなとみらいカフェ
営業時間:8:00~20:00
客席数:屋内26席、屋外ベンチ席12台
URL:https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/minatomirai
スターバックスコーヒー TSUTAYA 横浜みなとみらい店
先ほどのブルーボトルコーヒー店から横断歩道を渡ってすぐに「スターバックスコーヒー TSUTAYA 横浜みなとみらい店」があります。
その名の通り、TSUATAYAと併設しており店内は広くてゆったりしています。
オムツ交換・授乳スペースといったベビールームも完備しているので、小さいお子さんがいらっしゃる方も安心です。
また、当店の2階には映画館「kino cinéma横浜みなとみらい」もあります。
単館系?というのかな?
たまにメジャー作品も上映しています。
こじんまりとしている穴場的な映画館です★
■スターバックスコーヒー TSUTAYA 横浜みなとみらい店
営業時間:7:00~26:00
定休日:不定休
客席数:約200席
設備:ベビールーム、Wi-Fi(公衆無線LAN)
URL:https://store.starbucks.co.jp/detail-2015/
横浜美術館:総括
近年では3年おきに横浜市主催で開催される現代美術の国際展覧会「ヨコハマトリエンナーレ」の会場にもなっており、横浜市を代表する美術館の1つです。
みなとみらいのど真ん中に、7つの展示室や11万冊を超える蔵書を持つ美術情報センター、アトリエ、ミュージアムショップ…etc. を兼ね備えた美術館は、「横浜美術館」しかありません!
美術館周辺は、まさに観光スポットの宝石箱やぁ!
マークイズやランドマークプラザ、クイーンズスクエアといった大型商業施設に加え、最先端の研究施設である「資生堂グローバルイノベーションセンター」の1・2階に開設された一般利用可能な美の複合体験施設「S/PARK(エスパーク)」や、京急本社ビル1階に開設された体験型企業ミュージアム「京急ミュージアム」…
…といった体験施設も数多くあるので、美術館だけで横浜みなとみらいを来訪するのではなく、“街一帯の散策”と捉えて美術館鑑賞するのもおすすめです。
周辺にはプラネタリウムや水族館も誕生予定だとかΣ(・□・;)!
横浜美術館の施設概要
住 所 | 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1(Googleマップ→) |
交 通 | みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩3分、JR/市営地下鉄ブルーライン桜木町駅から徒歩10分 |
時 間 | 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)※時期や企画展により変動します。 |
休館日 | 木曜、年末年始 ※開館日・時間は展覧会によって異なる場合があります。 |
駐車場 | 148台(美術館裏手に入口があります) |
URL | https://yokohama.art.museum/ |
横浜美術館で開催の展覧会
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