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「ボテロ展 ふくよかな魔法」がBunkamuraザ・ミュージアムで開催。名古屋や京都にも巡回

「ボテロ展 ふくよかな魔法」展のアイキャッチ画像
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東京渋谷にあるBunkamura ザ・ミュージアムで、国内では26年ぶりとなる大規模な絵画展「ボテロ展 ふくよかな魔法」が、2022年4月29日(金・祝)~7月3日(日)の日程で開催。

ありとあらゆるものをふくよかに表現することで知られる、南米コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロ。2022年、生誕90周年を迎えることを記念して、日本では26年ぶりの大規模展となります。

Bunkamura ザ・ミュージアム で開催後は、名古屋市美術館にて2022年7月16日(土)~9月25日(日)、京都市京セラ美術館にて2022年10月8日(土)~12月11日(日)の日程で巡回予定です。

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「ボテロ展 ふくよかな魔法」について

フェルナンド・ボテロの画像
フェルナンド・ボテロ

南米コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロ(1932~)。

ボテロ作品を特徴づけているのは、あらゆるかたちがふくらんでいるということ。
彼のモチーフは、人物も動物もふくよかで、果物は熟れきっているかのように膨らみ、楽器や日用品さえも膨張しています。

フェルナンド・ボテロ《楽器》 1998年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ《楽器》 1998年 油彩/カンヴァス

ボリュームを与えられた対象には、官能、ユーモアやアイロニーなど複雑な意味合いが含まれ、観る人のさまざまな感覚に力強く訴えかけます。

それはボテロ独特の「魔法」ともいえるもので、世界中で注目され続ける理由がそこにあるのです。

「ボテロ展 ふくよかな魔法」の見どころ

モナ・リザの横顔、世界初公開

フェルナンド・ボテロが世界に注目されるきっかけとなったのは、1963年、ニューヨークのメトロポリタン美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》が展覧されたとき、ボテロの《12歳のモナ・リザ》がニューヨーク近代美術館(MoMA)のエントランス・ホールに展示されたことです。一夜にして、ボテロの名前はニューヨーク中に知れ渡りました。
※《12歳のモナ・リザ》は本展に出展されません。

フェルナンド・ボテロ《モナ・リザの横顔》 2020年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ《モナ・リザの横顔》 2020年 油彩/カンヴァス

「モナ・リザ」はボテロが描き続けているテーマの一つで、本展では2020年制作の《モナ・リザの横顔》が世界初公開されます。90歳を迎える今もなお、美術家として探求し続ける気迫の伝わる一枚です。

国内では26年ぶりの大規模展

世界各国で空前のヒットとなっているフェルナンド・ボテロの展覧会ですが、本展は、1995~96年の巡回展以降、実に26年ぶりに日本国内で開催される大規模絵画展となります。

フェルナンド・ボテロ《コロンビアの聖母》 1992年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ《コロンビアの聖母》 1992年 油彩/カンヴァス

ボテロ本人の監修により、初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される本展は、展示作品のほとんどが日本初公開という注目のラインナップです。

世界中で愛される、ふくよかな作品

1951年のコロンビアに始まり、ヨーロッパ、北米、南米、アジアなど世界各地でこれまで70年以上にわたり数えきれないほどの個展が開かれてきました。

フェルナンド・ボテロ《バーレッスン中のバレリーナ》 2001年 油彩/カンヴァス
フェルナンド・ボテロ《バーレッスン中のバレリーナ》 2001年 油彩/カンヴァス

観る人を惹きつけてやまないのは、ふくよかでユーモア、ときに風刺を交えた独特な作風、そして作品自体の大きさにも圧倒されます。豊かで、生の喜びをも感じさせるボテロ作品の数々を、ぜひ会場でお確かめください。

なぜ、ふくよかな絵を描き続けるのか?

フェルナンド・ボテロ《泣く女》 1949年 水彩/紙
フェルナンド・ボテロ《泣く女》 1949年 水彩/紙

ボテロのボリュームへの関心は、17歳の頃描いた作品《泣く女》(1949年)にすでに見出せます。

その後、ヨーロッパ、特にイタリアで学んだ経験は、彼のボリューム感、官能性、デフォルメ表現に対する基盤を確固たるものにしました。

ボテロは言います、「ボリュームを表現することで、芸術的な美を表現することを目指しているのです」、「私の作風は、私の作品の代名詞であるだけでなく、私が後世に残す遺産でもあるのです」と。

「ボテロ展 ふくよかな魔法」開催概要

ボテロ展 ふくよかな魔法のチラシ画像

■展覧会名
ボテロ展 ふくよかな魔法

■会場
【東京会場】Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)→Googleマップ
会期:2022年4月29日(金・祝)〜2022年7月3日(日) 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土は21:00まで(入館は20:30まで)

休館:5月17日(火)

【愛知会場】名古屋市美術館(愛知県名古屋市中区栄2丁目17-25 芸術と科学の杜・白川公園内)→Googleマップ
会期:2022年7月16日(土)~9月25日(日)

【愛知会場】京都市京セラ美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)→Googleマップ
会期:2022年10月8日(土)~12月11日(日) ※予定

■チケット料金 ※Bunkamuraの当日券料金情報です
一般1,800円、大学・高校生1,100円、中学・小学生800円

  • 学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします(小学生は除く)
  • 障がい者手帳のご提示で、ご本人様とお付き添いの方1名様は半額となります(一般900円、大学・高校生550円、中学・小学生400円)。当日窓口にてご購入ください。
  • 未就学児は入館無料。

■公式サイト
https://www.ntv.co.jp/botero2022/

Bunkamura ザ・ミュージアムの施設概要

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