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「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」が国立新美術館で開催。光をテーマにアーティストたちの独創的な創作の軌跡

テート美術館展 光 ̶ ターナー、印象派から現代へのアイキャッチ画像
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「光」をテーマにターナー以来の200年におよぶアーティストたちの軌跡に迫る「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」が、東京六本木にある国立新美術館にて、2023年7月12日(水)~10月2日(月)の日程で開催。

本展では、イギリス・テート美術館のコレクションの中から、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行います。

ターナー、コンスタブル、モネ、草間彌生、リヒター、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンなど、時代や地域、ジャンルを超えた「光の作品」の競演も見どころの1つ。

国立新美術館で開催後は、大阪中之島美術館にて2023年10月26日(木)~2024年1月14日(日)の日程で巡回予定です。

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目次

「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」について

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《湖に沈む夕日》1840年頃 Photo: Tate
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
湖に沈む夕日》1840年頃
Photo: Tate


「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといったイギリス近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、

モホイ=ナジ・ラースロー《K VII》1922年 Photo: Tate
モホイ=ナジ・ラースロー《K VII》1922年
Photo: Tate

モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンなどの現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向けます。

ウィリアム・ローゼンスタイン《母と子》1903年 Photo: Tate
ウィリアム・ローゼンスタイン《母と子》1903年
Photo: Tate

本展では、絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像などの多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証します。

「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」の見どころ

光とアートをめぐる200年の軌跡を体感

数えきれない表情をみせる「光」をどう作品で描くのか。

新たな芸術表現を追求するアーティストたちはこの難解なテーマに向き合ってきました。

ジョン・コンスタブル《ハリッジ灯台》1820年出品? Photo: Tate
ジョン・コンスタブル《ハリッジ灯台》1820年出品?
Photo: Tate

本展では18世紀末から現代までの光をめぐる表現や技法の移り変わりを明らかにします。

ウィリアム・ブレイク《アダムを裁く神》1795年 Photo: Tate
ウィリアム・ブレイク《アダムを裁く神》1795年
Photo: Tate

ウィリアム・ブレイクやターナー、コンスタブルから、モネなどの印象派、そしてジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン、草間彌生ら現代アーティストまで、時代や地域、ジャンルを超えて「光の作品」を俯瞰できる会場構成です。

テート美術館から100点が日本初出品

本展ではイギリス・テート美術館の7万7,000点以上のコレクションから、「光」をテーマに厳選した約120点を展示します。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《光と色彩(ゲーテの理論)—大洪水の翌朝—創世記を書くモーセ》1843年出品Photo: Tate
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
《光と色彩(ゲーテの理論)—大洪水の翌朝—創世記を書くモーセ》
1843年出品Photo: Tate

このうちおよそ100点が日本初出品! ターナーの死後に寄贈された世界最大級のコレクションから《光と色彩(ゲーテの理論)—大洪水の翌朝—創世記を書くモーセ》が初来日します。

エドワード・バーン=ジョーンズ《愛と巡礼者》1896-97年 Photo: Tate
エドワード・バーン=ジョーンズ
《愛と巡礼者》1896-97年 Photo: Tate

また本展は中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドで話題となってきた世界巡回展です。最終会場となる日本では、エドワード・バーン=ジョーンズ、マーク・ロスコなど人気作家による12点が限定で出品されます。

ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ぺインティング(726)》1990年 Photo: Tate, © Gerhard Richter 2023 (10012023)
ゲルハルト・リヒター
アブストラクト・ぺインティング(726)》
1990年 Photo: Tate, © Gerhard Richter 2023 (10012023)

ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ぺインティング(726)》は日本初出品かつ日本特別出品作です。

光に包まれる注目インスタレーション

会場には光を用いた大型インスタレーション(空間芸術作品)も登場します。

ジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》 1969年 © 2023 James Turrell. Photograph by Florian Holzherr.
ジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》 1969年
© 2023 James Turrell. Photograph by Florian Holzherr.

いずれも日本初出品となるジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》やオラファー・エリアソン 《星くずの素粒子》が作り出す光の空間を体感できます。

「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」開催概要

テート美術館展 光 ̶ ターナー、印象派から現代へのフライヤー画像

■展覧会名
テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ
Works from the Tate Collection

■ 会場
【東京会場】国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)Googleマップ→
会期:2023年7月12日(水)〜10月2日(月) 10:00~18:00(金・土は20:00まで)※入場は閉館30分前まで
休館:火曜日

【大阪会場】大阪中之島美術館 5階展示室(大阪府大阪市北区中之島4-3-1)Googleマップ→
会期: 2023年10月26日(木)〜2024年1月14日(日) 10:00~17:00 ※入場は閉館30分前まで
休館:毎週月曜日(ただし1月8日は開館)、12月31日、1月1日

■ チケット料金 ※国立新美術館の料金です。
一般2,200円、大学生1,400円、高校生1,000円

  • 税込
  • 中学生以下(学生証または年齢のわかるものが必要)は入場無料
  • 障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料
  • 2023年7月15日(土)~17日(月・祝)は高校生無料観覧日(要学生証提示)
  • キャンパスメンバーズ、ぐるっとパス所持者、割引対象者の方は、割引対象物(学生証、職員証、割引引換券等)をお持ちのうえご来場いただき、国立新美術館チケット売場で該当のチケットをご購入ください。

■公式サイト
https://tate2023.exhn.jp/

国立新美術館の施設概要

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