印象派展が東京都美術館で開催!詳細

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開」がアーティゾン美術館で開催。20世紀美術を牽引した抽象絵画の歩みを追う

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」のアイキャッチ画像
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東京・京橋にあるアーティゾン美術館では、20世紀美術を牽引した抽象絵画の歩みを展覧する「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」を2023年6月3日(土)~8月20日(日)の日程で開催します。

20世紀初頭の革新的な絵画運動を経て生まれた抽象絵画が2つの大戦を経て展開していく様子を、フランスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動向を中心に展観。

本展では、約250点の作品をアーティゾン美術館の全展示室を使ってご紹介します。

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目次

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開」について

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の展示作品
フランティセック・クプカ《赤い背景のエチュード》1919年頃
石橋財団アーティゾン美術館【新収蔵作品】

19世紀末から第一次世界大戦が勃発するまでの間、フランスが平和と豊かさを享受することが出来たベル・エポックの時代、芸術を生み出す活気と自由な雰囲気に満ち溢れる中、フォーヴィスム、キュビスムなどの新しい美術が芽吹いて花咲き、やがて表現の到達点のひとつとして抽象絵画が目覚めました。

その後の抽象絵画の展開は、20世紀の絵画表現を牽引し、その潮流は同時期の日本にも波及。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の展示作品
フェルナン・レジェ《抽象的コンポジション》1919年
石橋財団アーティゾン美術館

本展は、印象派を起点として、20世紀初頭の革新的な絵画運動を経て抽象絵画が生まれ、2つの大戦を経てさらに展開していく様子を、おおよそ1960年代まで、フランスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動向を中心に展観するものです。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開」の見どころ

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の展示作品
ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-06年頃
石橋財団アーティゾン美術館

(1)抽象絵画の歴史を展観する大規模展

19世紀中頃に写真技術が発明された直後に印象派が誕生。20世紀美術の主要な動向である抽象絵画の歴史を、その発生からおおよそ1960 年代までの展開に沿って、フランスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、日本の作品約250点で展観します。

アーティゾン美術館の全展示室を使った大規模な展覧会です。

(2)アーティゾン美術館の近年の新収蔵作品95 点を一挙公開

抽象絵画の収集に力を入れてきた アーティゾン美術館 。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の展示作品
ヴァシリー・カンディンスキー《「E.R.キャンベルのための壁画No.4」の習作(カーニバル・冬)》1914年
宮城県美術館

抽象絵画を創始した画家カンディンスキー、クレー、ドローネー、クプカ、オキーフらの初期作品をはじめとする、新収蔵作品を一堂に公開します。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の展示作品
アンドレ・ドラン《女の頭部》1905年頃
石橋財団アーティゾン美術館【新収蔵作品】

また、抽象絵画が生まれるきっかけとなった20世紀初頭のフォーヴィスムに関する新収蔵作品5点も出品します。

(3)国内外の美術館、個人コレクションからの作品が集結

海外からは、ポンピドゥー・センター、フィリップス・コレクションなどの美術館、そして個人コレクションから、初公開作品を含む計30点あまりの作品が来日。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の展示作品
ジャクソン・ポロック《無題(縦にされた台形のあるコンポジション)》1943 年頃
個人蔵

国内からは、国公立、私立の美術館、個人コレクションからの重要作品約70点が出品されます。

(4)アルトゥング、スーラージュ、ザオ・ウーキーの後期作品を特集展示

第二次世界大戦直後のフランス抽象絵画の興隆を担ったアンス・アルトゥング、ピエール・スーラージュ、ザオ・ウーキーといった巨匠たちは、その創作意欲を途切れさせることなく、生涯にわたって意欲的な活動を続けました。

とりわけ、それぞれ没する直前まで活力みなぎる大作を生み出したことはあまり知られていません。巨匠の晩年に焦点を当てた特別なセクションでそれらの作品をご紹介します。

(5)現代作家の作品を特集展示

20世紀に華やかに咲き誇った抽象絵画は、現代にどのように受け継がれ、これから展開していくのでしょうか。

伝統を受け継ぎながらも、あらたな表現に挑む7人の作家を本展最後の特別なセクションでご紹介。

リタ・アッカーマン、鍵岡リグレ アンヌ、婁正綱(ろうせいこう)、津上みゆき、柴田敏雄、髙畠依子、横溝美由紀の新作を中心とした作品で構成されます。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開」開催概要

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「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」のアイキャッチ画像

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