2020年7月~10月の開催が予定されていたものの、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた【クロード・モネ -風景への問いかけ】展ですが、2021年5月29日(土)から東京・京橋のアーティゾン美術館にて開催を行うことが発表されました。
→【追記】再度延期となり、2021年10月2日(土)からの開催となります。
→【追記】再度延期となり会期未定です(日仏のコロナウイルス感染状況に鑑みて延期)。
同展は、フランス・オルセー美術館のコレクションを中心に、初期から晩年までのモネの作品とモネの同時代の絵画、写真、浮世絵など計約140点を展示し、モネの風景画の誕生と展開の全貌に迫る企画となっています。
「クロード・モネ -風景への問いかけ」について
印象派を代表する画家、クロード・モネ(Claude Monet, 1840~1926)は、自然の中の外光の美しさに魅了され、その探求と表現方法の追求に生涯を捧げ、神話や宗教の物語を主題とした絵画に比べて軽視されていた風景画に革新をもたらしたことが知られています。
モネが生み出した風景画は、それまでの風景を描いた作品のあり方を根底から覆し、新しい時代の世界観とその詩情を伝達する手段を創造しました。
オルセー美術館主席学芸員・学芸部長のシルヴィー・パトリが監修をつとめ、世界最高峰のモネ・コレクションを有するオルセー美術館の作品を中心に国内の作品と合わせて、モネの風景画の全貌を伝えようとするものです。
モネの画業において重要な時代と場所、すなわち少年時代を過ごしたル・アーヴル時代から、アルジャントゥイユ時代(1870年代)、ヴェトゥイユ時代(1878~1881)、1880年代の旅の時代、最晩年にいたるまで40年以上もの長い時間を過ごしたジヴェルニー時代(1890~1926)のそれぞれを丁寧に追い、モネが各々の時代に、各々の土地で何を見て、どのように描き、どのような主題をイメージに込めたかを丹念に探ることで、モネの風景画の特質を明らかにします。
特にモネの画業の終幕において展開された、睡蓮の連作に結実する風景表現の主題や舞台装置を探りながら、個々の作品が連続性のなかで発展していることを示します。
モネは、その最晩年にパリのオランジュリー美術館に納められている『睡蓮』を主題とした大装飾を制作しました。
本展では、この作品を主題としたフランスの映像作家アンジュ・レッチアが制作した映像作品も公開。
また、同時代の画家たち、あるいは新しい表現方法としての写真、あるいは西洋の文脈とは全くことなる質を持つ浮世絵などの日本美術や工芸作品も同時に展示し、モネの画業にどのような影響を与えたかを考察します。
「クロード・モネ -風景への問いかけ」開催概要
■展覧会名
【クロード・モネー風景への問いかけ】オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画
■会場
アーティゾン美術館 6-5階展示室(〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-2)→Googleマップ
JR東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分
■期間2021年5月29日(土)から9月10日(金) 10:00~18:00→2021年10月2日(土)~2022年1月10日(月・祝)
→【追記】再度延期となり会期未定です(日仏のコロナウイルス感染状況に鑑みて延期)。
■チケット料金
日時予約制
※詳細は公式サイトをご確認下さい。
■URLhttps://www.artizon.museum/exhibition_sp/monet/
アーティゾン美術館について
公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館は、1952年に創設されたブリヂストン美術館を前身とし、2015年5月から建て替えのため長期休館していましたが、2019年7月の館名変更を経て、2020年1月18日(土)に開館。
旧美術館と同じ東京・京橋の地に、約2倍の展示面積と最新の設備を伴い、さらに古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、そして現代美術まで視野を広げ、美術の多彩な楽しみを提供します。
当記事内の情報は執筆時時点のものになります。情報に誤りがあっても責任は取れませんので、必ず公式サイトにてご確認下さい。
出典:PR TIMES