ミュシャ展がそごう美術館で開催!詳細

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」が横浜そごう美術館で開催

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」のアイキャッチ画像
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横浜駅東口にあるそごう美術館(そごう横浜店 6階)で、多彩なミュシャ芸術の魅力をひもとく「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」が2024年11月23日(土・祝)~2025年1月5日(日)の日程で開催。

アルフォンス・ミュシャの写真
《自画像(パリ)》1898年
チマル・コレクション

アール・ヌーヴォーを代表する作家として知られ、のちにチェコの国民的芸術家となったアルフォンス・ミュシャ(1860~1939)。

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
ポスター《ヒヤシンス姫》1911年
チマル・コレクション
「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
ポスター《黄道十二宮》1896年
チマル・コレクション

ミュシャの多彩な芸術活動に焦点を当てた本展では、チェコ在住の個人コレクター、ズデニェク・チマル博士のコレクションから厳選された約170点の作品が展示されます。

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
連作装飾パネル《四季:春、夏、秋、冬》1896年
チマル・コレクション

その中には、貴重な直筆作品約60点や、初めて日本に来る約90点の作品も含まれ、ポスターだけでなく、パッケージデザインや装飾品など多岐にわたるミュシャの作品が紹介されます。

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目次

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」の見どころ

そごう美術館で開催されるミュシャ展のチラシ
そごう美術館で開催されるミュシャ展のチラシ

初来日のチマル・コレクションがお披露目

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
書籍『装飾アルバム』より《ビザンティン》(pl.46)1900年
チマル・コレクション
「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
書籍『装飾アルバム』より《花言葉》(pl.35)1900年
チマル・コレクション

書籍やプロダクトデザイン、素描、水彩、油彩画など、多岐にわたる初来日作品がお披露目。

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
水彩画《ヒナゲシ》1904年
チマル・コレクション

約170点におよぶ出品作品のうち、半数以上にあたる約90点が初来日作品となります。

貴重な直筆作品が紹介

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
素描《鳩と少女》1899年
チマル・コレクション

リトグラフとは異なり、唯一無二の貴重な直筆作品、約60点もご紹介。
チマル・コレクションが誇るオリジナル作品の数々から、ミュシャの生き生きとした筆致をお楽しみください。

ミュシャデザインの多様性に注目

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
ポスター《椿姫》1896年
チマル・コレクション
「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
ポスター《ジスモンダ》1894年
チマル・コレクション

パリの大女優サラ・ベルナールのためのポスター《ジスモンダ》をはじめ、ポスターや装飾パネルで知られるミュシャですが、

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
ブローチ《少女と真珠》1900年
チマル・コレクション

本展では代表的なポスター作品に加え、挿絵やお菓子のパッケージ、装飾品、装飾の資料集など、多彩な作品をご紹介します。

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
(ブドワール)缶のパッケージ 1900年
チマル・コレクション
「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
書籍『リトグラフ資料集』より図版(pl.2)1900年
チマル・コレクション

ミュシャ作品に特徴的な、優美な女性像と花々を組み合わせたグラフィックデザインの、絵画とはまた異なる魅力を堪能することができます。

自画像、家族や友人との写真、学生時代の直筆ノートも展示

作品の枠を超えて、プライベートなミュシャの姿にも迫ります。

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」で展示される作品写真
油彩画《エリシュカ》1932年
チマル・コレクション

友人であり親交の深かったポール・ゴーガン(1848~1903)との写真や、今回展示される油彩画《エリシュカ》のモデルとなった、16歳のエリシュカ・ポリーフカの写真もご紹介。油彩画作品とあわせて楽しむことができます。

アルフォンス・ミュシャ

アルフォンス・ミュシャの写真
写真《自画像(パリ)》1898年
チマル・コレクション

1860年7月24日、現在のチェコ共和国南東部のイヴァンチッツェに生まれる。
1887年27歳のときパリへ向かい、アカデミー・ジュリアンに入学。
書籍の挿絵の仕事を受け持ちながら生活するなか、1894年の年末にパリの大女優サラ・ベルナールのためのポスター《ジスモンダ》を手掛けることになる。このポスターが評判となり、サラ・ベルナールと正式に契約を結び、6年間にわたり彼女のためのポスター・舞台装置・衣装・ジュエリー・ヘアスタイルまで手掛けた。アール・ヌーヴォーの代表的な作家として躍進する。

以降祖国チェコのための作品に力を入れ、1911年にスラヴ民族の歴史を描いた連作《スラヴ叙事詩》の制作を始める。
1918年オーストリア・ハンガリー帝国が崩壊。新しく建国されたチェコスロヴァキア共和国の国章、郵便切手と紙幣のデザインを無償で引き受ける。
1928年プラハのヴェレトルジュニー宮殿における展覧会の際、プラハ市に《スラヴ叙事詩》全20点を寄贈。
1931年プラハ城の聖ヴィート大聖堂のステンドグラスをデザイン。
1939年7月14日、78歳プラハにて逝去。

ズデニェク・チマル博士

ミュシャの故郷、チェコ共和国モラヴィアに住む医師のチマル博士は、博士の両親および祖父母によって購入された作品群を現在の形に高めた。チマル・コレクションはきわめて包括的にミュシャの作品を多数収蔵するコレクションの一つで、有名なポスター作品に加えて、初期作品や日常の中で使われる製品、素描含む多数のオリジナル作品が特徴的。作品だけでなくミュシャの私的な生活を示す資料も豊富。

チマル博士のコレクションの一部は2009年10月15日から2010年1月24日までブルノで開かれた「アルフォンス・ミュシャーベル・エポック、チェコの巨匠」展において初めて公開された。以降、コレクションの主な作品群はチェコ共和国、ハンガリー、スロヴェニア、そして日本の多くの都市で展覧されている。

「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」開催概要

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「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」のアイキャッチ画像

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