ミュシャ展がそごう美術館で開催!詳細

東京都美術館で開催「ゴッホ展」、クレラー・ミュラー美術館コレクション選りすぐりの作品でゴッホの画業を辿ります

東京都美術館で開催される「ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」のアイキャッチ
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東京上野にある東京都美術館で、ゴッホに魅了された収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラーの類まれなコレクションを紹介する「ゴッホ展ーー響きあう魂 ネレーネとフィンセント」が、2021年9月18日(土)〜12月12日(日)の日程で開催されます。

クレラー=ミュラー美術館所蔵コレクションから選りすぐりの絵画28点と素描20点が展示され、ゴッホの初期から晩年までの画業をたどります。

東京都美術館の後は、福岡市美術館、名古屋市美術館を巡回予定。

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「ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」について

ゴッホに魅了された 収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラー

フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh/1853-1890)の、世界最大の個人収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラーは、当時まだ世間的な評価が定まっていなかったにもかかわらず、ゴッホ作品に魅了され、約90点の絵画と180点を超える素描・版画を収集しました

その後、国外の展覧会にも所蔵作品を提供し、ゴッホの評価形成において大きな役割を担い、晩年には実業家の夫とクレラー・ミュラー美術館をオランダに開設(1938年)。

ゴッホの絵画87点におよぶ規模は、同じくオランダのゴッホ美術館(アムステルダム)と並び、2大ゴッホ美術館と称されています。

「ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」の見どころ

「ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」では、ヘレーネが初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションから、選りすぐりのファン・ゴッホの絵画28点と素描20点を展示します。

新印象派の影響を色濃く見せるパリ時代の《レストランの内部》、黄と青の対照がまばゆいアルル時代の《種まく人》、糸杉を描いたサン=レミ時代の傑作《夜のプロヴァンスの田舎道》などで、その初期から晩年までの画業をたどります。

また、ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの作品20点もあわせて展示し、ファン・ゴッホ作品を軸に近代絵画の展開をヘレーネの類まれなコレクションから見ることができます。

さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点を展示し、20世紀初頭からファン・ゴッホの人気と評価が飛躍的に高まっていく背景にも注目します。

クレラー・ミュラー美術館所蔵の「種まく人(フィンセント・ファン・ゴッホ)」作品写真
『種まく人(1888・油彩)』フィンセント・ファン・ゴッホ “The sower” Vincent van Gogh
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands

種まく人
南仏アルルで描かれた同題のミレーの絵画に基づく。黄色に輝く太陽と青の大地による力強い色彩の対照、ファン・ゴッホらしい厚塗りが印象深い作品。

フィンセント・ファン・ゴッホ《黄色い家(通り)》作品画像
フィンセント・ファン・ゴッホ《黄色い家(通り)》
©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

黄色い家(通り)
芸術家が集うユートピアを夢見てファン・ゴッホが南仏アルルに借りた家。2階に緑の雨戸の付いた部屋が見えるが、左がファン・ゴッホ、右が2か月共同生活を行ったゴーギャンの寝室となる。

「ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」開催概要

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